バイオレンスSF(読み)バイオレンスエフエス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイオレンスSF」の意味・わかりやすい解説

バイオレンスSF
バイオレンスエフエス

暴力とセックスシーンを売り物にする SF。いわゆるノベルスの中で推理小説と並んで大量に出版されているものである。ここでは,SFは文明批評というより,伝奇性の付与のために用いられている。多分出版社編集者作家の3者協同による売るための苦肉の策が生み出した新分野であろう。夢枕獏志茂田景樹,菊地秀行らが活躍している。

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