普及版 字通 の解説
18画
[字訓] はるか・ひろい・ちいさい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は貌(ぼう)。〔説文〕一下に紫草の意とするが、字は遠・漠・爾のように形容の語に用いる。〔左伝、僖九年〕「是の(べう)たるを以て、辱(かたじけな)く大夫に在り」とは、若小非力の王子たちを人に託する語である。
[訓義]
1. はるか、とおい。
2. ひろい。
3. ちいさい、かろんずる。
4. は、美しいさま。
5. むらさきぐさ。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 カウバシ・スクナシ・ハルカナリ・サク・ハルカニ・トホシ・ナガシ・サカシ・トヨシ・ムラサキ
[熟語]
焉▶・遠▶・観▶・乎▶・然▶・▶・眄▶・玩▶・孤▶・視▶・爾▶
[下接語]
孤・高・緬・悠
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報