代表的な濾過式集じん装置の一つ.公害防止,労働環境の改善,有価粉体の回収などを目的として広く用いられている濾過装置.布やフェルトでできた袋状の濾材に排気ガスを通過させ,排気ガス中のダスト成分を表面に捕集する.布素材,形状の選択により,広範囲の温度や組成の排気ガスに対応可能である.ガラス繊維やテフロン(ポリ(テトラフルオロエチレン))を使用すれば250 ℃ の,セラミック繊維を使用すれば500 ℃ 以上の排気ガスの集じんが可能である.濾布の選択により,バグフィルターはサイクロンで捕集できないサブミクロン以下の粒子も捕集できる.粗い粒子から微粒子まで捕集する必要がある場合は,サイクロンとバグフィルターを直列に配置した方式が採用される.しかし,濾材に粉じんが堆積すると圧力損失が増すので,連続かつ効率的な集じん操作を行うためには,定期的にこの粉じん層を払い落とす必要がある.払い落とす方式として,逆圧式,機械振動式,パルスジェット式などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新