最新 地学事典 「ババニ剪断帯」の解説
ババニせんだんたい
ババニ剪断帯
Bhavani shear zone
南インドのグラニュライト帯を横切る東西~北東-南西方向の原生代剪断帯の一つ。北方の始生代ブロック(ニルギリ・マッシフ)と南方の始生代(?)表成岩帯を区切る。約50km南に東西に走るPalghat-Cauvery剪断帯,北方のMoyar剪断帯とともに,ダルワル・クラトン南縁を区切る原生代の剪断帯系を構成する(S.A.Drurg et al.,1984)。Palghat-Cauvery剪断帯より南方は原生界と考えられている(N.B.W.Harris et al.,1994)。剪断帯は最小70kmの変位をもつ右横ずれ断層系で,内部には強片状黒雲母片麻岩を主とする細粒片状岩が広く分布するほか,片状構造の弱いグラニュライト・変表成岩類や,それらを貫く層状斜長岩・斑れい岩や超苦鉄質岩等が分布する。
執筆者:M.Satish-Kumar・吉田 勝
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

