最新 地学事典 「バラー沸石」の解説
バラーふっせき
バラー沸石
barrerite
化学組成Na8(Al8Si28O72)・24H2Oの鉱物。バレライトとも。直方晶系,空間群Amma, 格子定数a1.364nm, b1.820, c1.784, 単位格子中2分子含む。白色,淡桃色,ガラス~真珠光沢,自形板状結晶。劈開{010}完全。硬度3.5~4,比重2.13。薄片中無色。屈折率α1.479, β1.485,γ1.489, 2V(-)78°, 方位X=a, Y=b, Z=c。風化の進んだ珪長質火山岩中に輝沸石を伴い見いだされる。ステラ沸石のアルカリイオン交換体(ただし結晶構造は異なる)とみなせる。1975年発見。英国の沸石合成の化学者R.M.Barrerにちなむ。
執筆者:西戸 裕嗣・富田 克利
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

