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輝沸石 きふっせき heulandite

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世界大百科事典 第2版の解説

きふっせき【輝沸石 heulandite】

沸石類鉱物の代表的な種。化学式(Ca,Na2)(Al2Si7O18)・6H2O。形態は単斜晶系の厚い板状結晶で,板に平行にへき開が発達する。無色,白色であるが,赤鉄鉱などとの共生により淡紅色を示す場合もある。ガラス光沢を呈するが,へき開面の方向では真珠光沢を示し,輝きをもつため輝沸石の名称がつけられた。玄武岩安山岩などの空げきや割れ目に低温熱水作用などにより生成する。共生鉱物として方解石,魚眼石などを伴うことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

輝沸石
きふっせき
heulandite

沸石の一種。六角板状の結晶、あるいは葉片状結晶の集合をする。沸石中、劈開(へきかい)面での真珠光沢がもっとも著しい。玄武岩、安山岩、流紋岩、花崗斑(かこうはん)岩などの空隙(くうげき)中に、束(そく)沸石、菱(りょう)沸石、剥(はく)沸石、十字沸石、魚眼石、ぶどう石、方解石などと産する。また、花崗岩ペグマタイトの最末期生成物として産する。そのほか、沸石岩を構成したり、熱水性金鉱脈中や接触変成を受けた石灰岩中にもみられる。交換性陽イオンの種類によって、種が細分される。英名はイギリスの鉱物収集家ヒューランドJohn Henry Heuland(1778―1856)にちなんで命名され、和名は真珠光沢が著しくきらきら輝くところからつけられた。[松原 聰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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