バリ族(読み)バリぞく(その他表記)Bari

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリ族」の意味・わかりやすい解説

バリ族
バリぞく
Bari

南スーダン南部,ジューバ付近の起伏の多い草原に住むナイロ=ハム語系諸族の一民族。人口約 70万と推定される。ウシの牧畜は重要であるが,アラブ人の略奪による家畜の減少のため,農業が主体となっている。主作物は雑穀類。社会は専門的な猟師や鍛冶屋,漁師などの世襲的な階層と,約 150の自由民の外婚制父系氏族に分かれる。年齢集団は村の段階で組織され,軍事的な重要性は低い。豊穣を保証する呪術を行なうためにかなりの影響力をもつ雨乞い師,土地の割り当てを行なう大地の祭司などの世襲的役職や,富裕者など多くの有力者が認められるが,首長制のような集権的な政体はない。

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