…後者は,国際取引の決済はすべて外国為替市場を通して行われ,通貨当局は市場における決済手段の過不足を調整するという市場方式を主張していた。したがってケインズ案では,中心となる国際機関は,各国の中央銀行の中央銀行,つまり世界中央銀行としての機能をもち,国際通貨(J.M.ケインズはそれをバンコールbancorと名づけた)を創出し発行する。しかしホワイト(財務省通貨研究部長)案では,その国際機関は,そのとき為替相場のもとで決済手段の不足に直面した国の通貨当局に対し,各国から拠出された金や各国通貨を短期間貸し付けるにとどまる。…
※「バンコール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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