バン・ローン(読み)ばんろーん(その他表記)Hendrik Willem Van Loon

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バン・ローン」の意味・わかりやすい解説

バン・ローン
ばんろーん
Hendrik Willem Van Loon
(1882―1944)

オランダ生まれのアメリカ著述家。コーネル大学卒業後、海外特派員として外国に渡り、ミュンヘン大学博士号を取得した。『世界人類物語』(1921)、『聖書物語』(1923)などの子供向け歴史物語のほかに、レンブラントの小説的伝記『R対R』(1930)、『バン・ローンの地理学』(1932)、『トマス・ジェファソン』(1943)、自伝『バン・ローンの生活』(1942)など、その著作は多岐にわたっている。

[原川恭一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「バン・ローン」の意味・わかりやすい解説

バン・ローン

米国の著述家。オランダに生まれ,若くして米国移住。海外特派員をしつつオランダ史関係の著作を発表。百科全書的知識をやさしく展開した《人類物語》(1921年)は十数ヵ国語に訳され,また《聖書物語》(1923年)や,青少年向きの伝記は広く親しまれた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android