ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーツヤーヤナ」の意味・わかりやすい解説 バーツヤーヤナVātsyāyana 350年頃在世したインドの正統バラモン系統の哲学派の一つニヤーヤ学派の学匠。この学派の根本経典である『ニヤーヤ・スートラ』に対して重要な注解書を著わした。彼の注解書には後世ウッディヨータカラ (6世紀後半頃) が評釈を著わした。男女間の性愛や一般市民の生活,技芸を扱った『カーマ・スートラ』の著者バーツヤーヤナと同一人ともいわれているが疑わしい。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報