日本大百科全書(ニッポニカ) 「パパンダヤン火山」の意味・わかりやすい解説 パパンダヤン火山ぱぱんだやんかざんGunung Papandajan インドネシア、ジャワ島西部にある安山岩質の活火山。バンドン高原の南縁を形成する火山の一つである。標高2665メートル。複合・成層火山で単一峰ではなく、各所に爆裂火口を有し噴気・硫気活動が活発で、絶えず轟音(ごうおん)をとどろかせている。1772年に有史以来初噴火し山体の北東部が崩壊、約40村を破壊し死者2957人の被害を出した。1923~25年にも水蒸気爆発をおこし、98年にも小規模な噴火をおこし、泥流とガスが噴出した。[諏訪 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例