パピュス(その他表記)Papus

改訂新版 世界大百科事典 「パピュス」の意味・わかりやすい解説

パピュス
Papus
生没年:1865-1916

フランス医師,オカルト研究家。本名アンコースGerard Encausse。スペインに生まれ,若くして父の生地フランスに渡り,神智学協会に属した。ペラダンやガイタらの説くキリスト教神秘主義にひかれて薔薇十字運動に加わり,タロットカバラの研究に没頭した。またマルティネス・ド・パスカリあるいはサン・マルタンの信奉者を統合した独自の結社〈マルティニスト教団〉を組織し,スウェーデンボリを祖としパスカリからサン・マルタンへと続くキリスト教を基本とした神秘哲学系譜を復興させた。著書に《ジプシーのタロット》がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

20世紀西洋人名事典 「パピュス」の解説

パピュス
Papus


1865 - 1916
フランスの医師,オカルト研究家。
スペイン生まれ。
本名Gerard〉 アンコース〈Encausse。
フランスに若くして渡る。神智学協会に属し、キリスト教的神秘主義に惹かれ、タロット、カバラの研究に没頭し、薔薇十字運動に参加。又独自の結社「マルティニスト教団」を組織し、キリスト教を基本とした神秘哲学の系譜を復興させた。著書「ジプシーのタロット」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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