パルナイーバ川(読み)ぱるないーばがわ(その他表記)Rio Parnaíba

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パルナイーバ川」の意味・わかりやすい解説

パルナイーバ川
ぱるないーばがわ
Rio Parnaíba

南アメリカ東部の川。ブラジル北東部のマラニョン、ピアウイ両州の境を北東へ流れて大西洋に注ぐ。全長1400キロメートル、流域面積33万平方キロメートル。ブラジル高原北東部の堆積(たいせき)岩地帯(パルナイーバ堆積盆地)の中央を流れる。流域には古生代中生代地層からなる台地やケスタ地形が展開している。サバナ気候ないし半乾燥気候下にあるため流量の季節変化が大きい。1~2月が高水期、6~10月が渇水期。中流部のボアエスペランサには出力22万キロワットのカステロ・ブランコ発電所がある。

[松本栄次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android