パンノンハルマ修道院(読み)パンノンハルマしゅうどういん(英語表記)Pannonhalmi Fõapátság

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンノンハルマ修道院」の意味・わかりやすい解説

パンノンハルマ修道院
パンノンハルマしゅうどういん
Pannonhalmi Fõapátság

ハンガリー北西部,小アルフルド平野に位置するジェール近郊の丘に立つ同国ベネディクト会総本山修道院。 969年の創設であるが,その後も増改築を重ね,1224年から 20世紀まで続いた修復工事によって今日みられる後期ロマネスク様式の建物が完成した。 15世紀初め頃には名実ともに国内ベネディクト会の総本山となり,中央ヨーロッパの文化に大きな影響力をもった。宗教書のみならず古代ハンガリー語の文書国家の歴史書などを収めた文書館,18世紀の名匠の作品を集めた絵画館,19世紀中期に建てられた高さ 55mの時計塔をもつ。 1996年世界遺産の文化遺産に登録。

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