デジタル大辞泉 の解説 パーカー‐ソーラープローブ(Parker Solar Probe) NASA(米航空宇宙局)とジョンホプキンス大学が開発した太陽観測衛星。旧称ソーラープローブプラス。2018年に打ち上げられた。離心率が大きい周回軌道で太陽に接近し、太陽の磁場の構造やコロナと太陽風の加速の関係などを調査する。[補説]1950年代に太陽風の存在を予言した米国の宇宙物理学者ユージン=パーカーの名を冠する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini の解説 パーカー・ソーラー・プローブ 米航空宇宙局(NASA)が2018年8月に打ち上げた太陽探査機の名称。大きさは普通乗用車程度で、重さは約635キログラム。太陽のコロナから吹き出すガスである太陽風や、それが強まり地球に甚大な被害をもたらすとされる太陽嵐の謎などの解明を目指し、太陽を周回しながら24回にわたり接近を試みる計画が立てられている。同年10月末、NASAは同探査機がこれまでで最も太陽に近づいた人工物になったことを発表した。1976年4月に米国と旧西ドイツの探査機「ヘリオス2号」が記録した約4273万キロメートルよりも接近したことによる。 (2018-11-1) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報