ヒュージョンクラスト

最新 地学事典 「ヒュージョンクラスト」の解説

ヒュージョンクラスト

fusion crust

溶融皮殻とも。地球外物質が地球の引力に引かれて地球大気に突入する際,大気との摩擦で高温となり,表面が溶融し,火の玉(いわゆる火球)となって落下する。溶融した表層は落下後,急冷し,一種のガラスとなって破片全体を1mm前後の薄層で覆う。典型的な隕石はヒュージョンクラストが隕石の表面全体を覆う。色は一般に黒~黒褐色,しかし隕石種(組成,主にFe量)によりさまざまで,コンドライトは黒~黒褐色,エコンドライトはガラス光沢の黒,斜長岩質月隕石は飴色,炭素質コンドライトは真黒と変化がある。ヒュージョンクラストの有無は地球の岩石との識別に最も有効である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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