ビアーズ(その他表記)Clifford Whittingham Beers

改訂新版 世界大百科事典 「ビアーズ」の意味・わかりやすい解説

ビアーズ
Clifford Whittingham Beers
生没年:1876-1943

アメリカの精神衛生運動家。コネティカット州生れ。イェール大学卒業後,ニューヨークの保険会社に勤めたが,就職後3年にしてうつ病と思われる状態に陥り,1900年自殺を企て精神病院に入院させられた。数ヵ所の精神病院に転院したが,病院における患者の扱いは暴行,強圧に満ちており,退院後この現実を社会に訴えようと思い,05年から手記を書きはじめた。これが08年に出版された《わが魂に会うまで》(1908)で,その後大いに版を重ねた。出版後,彼は市民運動として精神衛生運動を展開し,死ぬまでこの運動に没頭したが,彼の手記とこの運動はA.マイヤーらに強い影響を与えた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 大原

世界大百科事典(旧版)内のビアーズの言及

【精神衛生】より

…このような狭義の精神衛生の実践はイギリスのコノリーJ.ConollyやドイツのジーモンH.Simonに受け継がれた。一方,精神保健の推進運動はアメリカで盛んであり,ビアーズはみずからの体験をもとに著書《わが魂に会うまで》(1908)を発行し,コネティカット精神衛生協会を設立した。A.マイヤーやW.ジェームズ,G.S.ホールらもこれを援助した。…

※「ビアーズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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