コネティカット州(読み)コネティカット(その他表記)Connecticut

翻訳|Connecticut

デジタル大辞泉 「コネティカット州」の意味・読み・例文・類語

コネティカット(Connecticut)

米国北東部の州。大西洋岸にあり、州都ハートフォード。独立13州の一。養鶏酪農金属工業が盛ん。イェール大学がある。コネチカット。→アメリカ合衆国補説

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コネティカット州」の意味・わかりやすい解説

コネティカット〔州〕
コネティカット
Connecticut

アメリカ合衆国北東部の州。州都ハートフォード。1614年オランダ人アドリアン・ブロックがコネティカット川探検。1630年代に清教徒がマサチューセッツ州からコネティカット川沿いに次々と入植し,ウィンザーウェザーズフィールドニューヘーブンなどの町を建設した。初めイギリス本国向けのタバコや穀物の栽培が中心であったが,西インド諸島との交易が盛んになるにつれ綿織物や造船業が発達した。独立十三州(→十三植民地)の一つ。州域は,ゆるやかな丘陵性の地形で,氷河時代の影響を受けた湖沼が数多く散在する。夏は比較的涼しく(平均気温 21~24℃),冬はかなり寒い(1月の平均気温-3℃)東岸海洋性の気候で,日本の東北地方北部に似ている。海岸一帯やコネティカット川流域などでは工業化が進み,火器,銀器具,時計,ミシン,真鍮製品などがつくられるほか,グロトンでは最初の原子力潜水艦ノーチラス』号をはじめとする潜水艦が建造されている。1970年代からは先端技術企業の重要度が増した。一方,内陸部には美しい森林,湖沼,河川農園も多く残っている。ボストンニューヨーク大都市に挟まれていることもあって,花卉や酪農などの近郊農業も行なわれる。エール大学(1701創立)は,マサチューセッツ州のハーバード大学と並んで古くからの名門校である。面積 1万2960km2人口 359万6080(2013推計)。

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