ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「びびり振動」の意味・わかりやすい解説 びびり振動びびりしんどうchattering 2物体が接触して相対運動をする場合,相対速度と摩擦力の特性から,ある速度範囲内では減衰振動となるが,特定の速度領域では運動方向に摩擦力が作用する負減衰となって自励振動が発生し,持続されることがある。この種の振動をびびり振動という。切削や研削加工の際にしばしばみられ,有害なびびりマーク chatter markが加工面に残る。なお,リリーフ弁や燃料噴射弁などの弁座が,一種の自励振動によってたたかれて大きな音を発する現象もチャタリングと呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by