相対速度(読み)ソウタイソクド

デジタル大辞泉 「相対速度」の意味・読み・例文・類語

そうたい‐そくど〔サウタイ‐〕【相対速度】

運動している物体を、運動している観測者が見るときの速度

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精選版 日本国語大辞典 「相対速度」の意味・読み・例文・類語

そうたい‐そくどサウタイ‥【相対速度】

  1. 〘 名詞 〙 物体Aと物体Bが運動しているとき、Aから見たBの速度をいう。飛行士から見れば、落とした爆弾は真っ直ぐ落下し地面の方が相対速度で動く。アインシュタイン特殊相対性理論では、真空中の光速度だけが絶対速度である。
    1. [初出の実例]「絶えず後しざりをしてゐるものを追ひかけて突くのでは、相対速度の減少の為に衝撃が弱められる」(出典:映画雑感(1930‐35)三〈寺田寅彦〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「相対速度」の意味・わかりやすい解説

相対速度
そうたいそくど
relative velocity

ある運動物体から見た他の運動物体の速度。たとえば,路上の人から見た自動車の速度を v1 ,新幹線列車の速度を v2 とするならば,自動車に対する列車の相対速度は v2v1 である。速度や運動は元来何かを基準にしたもので,すべて相対的である。

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