ビベンジル(その他表記)bibenzyl

改訂新版 世界大百科事典 「ビベンジル」の意味・わかりやすい解説

ビベンジル
bibenzyl


芳香族炭化水素一つ。ジベンジルdibenzyl,1,2-ジフェニルエタンともいう。ハロゲン化ベンジルを金属ナトリウムを用いて縮合させて得られる無色結晶で,融点53℃,沸点284.9℃。水に不溶,熱エチルアルコール,クロロホルムなどに可溶
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 村井 真二

化学辞典 第2版 「ビベンジル」の解説

ビベンジル
ビベンジル
bibenzyl

1,2-diphenylethane.C14H14(182.25).C6H5CH2CH2C6H5.ジベンジルともいう.2分子の塩化ベンジルナトリウムで縮合させるウルツ反応によって合成される.スチルベン水素添加しても得られる.柱状晶.融点52 ℃,沸点284 ℃.0.959.エーテルエタノールなどに可溶.[CAS 103-29-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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