ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンニツァ州」の意味・わかりやすい解説 ビンニツァ〔州〕ビンニツァVinnytsya ウクライナ中西部の州。州都ビンニツァ。南ブーグ川の上流域を占め,南西部のポドリスク丘陵と北東部のドニプロ高地からなり,河谷により分断された地形を示す。北部は森林ステップ,南部はステップ地帯に入り,耕地化が進んでいる。住民の半数が農村に居住し,テンサイ栽培・製糖地域として知られている。また,冬コムギ,果樹などの栽培,畜産も盛ん。工業部門には食品(製粉,醸造酒,油脂,果実缶詰,食肉),木材加工,建設資材などがある。州内をオデーサ(オデッサ)と首都キーウ(キエフ)を結ぶ鉄道が通り,南ブーグ川のほか,南西の州境を流れるドニステル川(ドネストル川)が水運に利用される。面積 2万6513km2。人口 161万537(2015推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by