20世紀西洋人名事典 「ピエールデー」の解説
ピエール デー
Pierre Daix
1922 -
作家,ジャーナリスト。
処女作「最後の砦」(1950年)は第二次大戦中強制収容所での取材を題材にした作品で、アラゴンに賞賛され、スチール、ガマラ等と若手コミュニスト小説家を代表。「パリの困窮」(’56年)、「黒い川」(’59年)等解放のための戦闘的な戦いに支えられた世界の小説を描く。またジャーナリリストとしては「レットル・フランセーズ」紙の編集長を務め、「ヌーヴェル・クリチック」運動を支持、「新しい批評と近代芸術」(’68年)を発表。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報