20世紀西洋人名事典 「ピエールラバル」の解説
ピエール ラバル
Pierre Laval
1883.6.28 - 1945.10.15
フランスの政治家,弁護士。
元・フランス首相,元・外相。
オーベルニュ地方生まれ。
苦学して法律を学び、弁護士として名をあげる。1914年社会党下院議員に当選し、’23年オーベルビリエ市長となるが、’24年社会共和党に転じ、法相や労相を務め、’31年首相と外相を兼任する。’35年再び首相となり、フランス外交を主導するが、’36年左翼の攻撃をあび、退陣する。’40年フランス降伏後、第3共和政の廃止とビシー政権の発足に決定的な役割を果たし、副首相を経て、’42年首相に返り咲き、ドイツに協力するが、フランス解放後、反逆罪で銃殺に処せられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報