デジタル大辞泉
「ピニンファリーナ」の意味・読み・例文・類語
ピニンファリーナ(Sergio Pininfarina)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ピニンファリーナ
Pininfarina, Sergio
[生]1926.9.8. トリノ
[没]2012.7.3. トリノ
イタリアのカーデザイナー,実業家。家族経営のデザイン会社のオーナーとして世界で最も魅力的で洗練されたスポーツカーを創造し,高級スポーツカーメーカー,フェラーリのテスタロッサ(1984)やエンツォ(2002),初の量産車となった「ディーノ」シリーズなど大部分のモデルを手がけた。1950年にトリノ工科大学機械工学科を卒業後,1930年に父が創業したピニンファリーナに入る。1966年に死去した父のあとを継いで社長に就任,2001年にその座を退いた。アルファロメオやマセラティ,フィアット,ロールス=ロイス,ベントレー,ボルボ,プジョー,ランチア,ゼネラル・モーターズ GMなどの高級車のデザイン・製造を手がけ,コンピュータによるデザインや電気自動車などの新技術を追求した。1979~88年ヨーロッパ議会の議員を務め,2005年に終身上院議員となる。レジオン・ドヌール勲章を受章。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「ピニンファリーナ」の意味・わかりやすい解説
ピニンファリーナ
イタリアにある世界最大級のカロッツェリア(自動車製造工房)。高級スポーツカーの車体製造を行う。1930年バチスタ・ファリーナがトリノで創業。アルファ・ロメオ,フィアット,ランチア,フェラーリなどイタリアの主たる自動車メーカーとの仕事をしており,特にフェラーリとの共同開発は有名。〈フェラーリ212インテル〉(1952年)に始まり,〈250LM〉(1963年),〈365GT4BB〉(1971年),〈テスタロッサ〉(1984年)など,次々に高性能スポーツカーの傑作を世に送り出した。他に手がけた名車は〈チシタリア202〉(1947年),〈アルファ・ロメオ・ジュリエッタ〉(1956年),〈アルファ・ロメオ1600〉(1966年),〈フィアット124スポーツ〉(1966年)など多数。
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