デジタル大辞泉
「欧州議会」の意味・読み・例文・類語
おうしゅう‐ぎかい〔オウシウギクワイ〕【欧州議会】
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欧州議会【おうしゅうぎかい】
EU(欧州連合)の主要機関の一つ。EU加盟各国における直接選挙で選出された議員によって構成される議会。EUの政策運営について討議・検討するが,立法権・予算審議・政治的監督などについての権限を有している。EU理事会とともに,EUの二院制の立法府を形成している。ただし,法案提出権は執行機関であるEU委員会に与えられている。1962年,EUの前身のEC(欧州共同体)で,EC総会を欧州議会とよぶ旨の決議が行われ,これを引き継いで,1979年,最初の選挙が行われた。2000年代末から深刻化・長期化するユーロ危機・欧州債務問題に関連して,欧州中央銀行の総裁・役員の任命権を持つ,欧州議会の役割が注目されている。ストラスブールに本会議場があり,事務局はルクセンブルクにある。議席定数754(2012年現在),任期は5年。主要会派は,欧州人民党グループ(EPP),社会民主進歩同盟グループ(S&D),欧州緑のグループ・欧州自由連盟(Greens-EFA)など。各加盟国の議席数配分は国別人口比をもとに決定されている。2013年現在議長はマルティン・シュルツ(第29代,2012年選出・任期2年半)で,社会民主進歩同盟代表,ドイツ社会民主党に所属する。欧州議会はヨーロッパ議会ともいわれる。
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知恵蔵
「欧州議会」の解説
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欧州議会
おうしゅうぎかい
フランスのストラスブールに置かれているヨーロッパ連合(EU)の議会
ヨーロッパ共同体(EC)時代から,加盟国別配分に従って国別に直接選挙で議員を選出する。当初は権限を制限されていたが,マーストリヒト条約によって大幅に権限を強化した。
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