改訂新版 世界大百科事典 「フアトパシャ」の意味・わかりやすい解説 フアト・パシャFuat Paşa生没年:1815-69 オスマン帝国のタンジマート時代(1839-76)の政治家。トルコで最初の医学校(1827設立)卒業後,外交官として活躍し,外務大臣,さらに1861年には大宰相となった。その後も常に要職にあり,ムスタファ・レシト・パシャ亡き後の政界を,アーリー・パシャĀlī Paşa(1815-71)と共に牛耳った。67年,スルタン,アブデュルアジーズに随行してヨーロッパを歴訪。帰国後病に倒れ,療養先のニースで没。執筆者:新井 政美 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by