ファロ県(読み)ファロ(その他表記)Faro

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファロ県」の意味・わかりやすい解説

ファロ〔県〕
ファロ
Faro

ポルトガル最南部の県。県都ファロ。北はベジャ県,東はスペインと接し,南と西は大西洋にのぞむ。中世のムーア人によるアルガルベ王国 (1140~1249) の領域と一致する。北部にモンシケ,カルディロン両山地があり,冬期北風を防ぐため温暖で,国内で最も雨量が少い。人口は南部の海岸平野に集中している。山地ではイチジクオリーブ,平野では園芸作物トウモロコシを栽培。コルク製品も産する。ファロをはじめ多くの港町ではマグロ漁が盛ん。温暖な気候,景勝で知られる海岸,ムーア的な町並みが観光客を集めている。面積 4960km2。人口 34万 4900 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む