フィエゾーレ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィエゾーレ」の意味・わかりやすい解説

フィエゾーレ
Fiesole

イタリア中西部,トスカナ州フィレンツェ県,フィレンツェ郊外の町。保養地として知られ,多数の別荘庭園がある。ローマ時代の劇場,浴場が残っているが,町の起源はそれより古く,前9~前8世紀とされる。エトルリア同盟都市の一つで前283年ローマ人に奪われた。前80年以後繁栄したが,405年異民族に征服され,以後衰退,フィレンツェに取って代わられた。主要産業は麦わら製品,採石など。画家フラ・アンジェリコの『聖母子と諸聖人』が飾られた聖ドメニコ聖堂(15世紀)がある。イタリア式庭園を代表するメディチ家ビラ(別荘)が 2013年,世界遺産の文化遺産に登録された。人口 1万4808(2001推計)。

フィエゾーレ

「ミノ・ダ・フィエーゾレ」のページをご覧ください。

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