フィリップスボーン石(読み)フィリップスボーンせき

最新 地学事典 「フィリップスボーン石」の解説

フィリップスボーンせき
フィリップスボーン石

philipsbornite

化学組成PbAl3[AsO3.5OH0.52(OH)6鉱物。明ばん石上族,デュッサール石族の一種。三方晶系,空間群, 格子定数a0.7174nm, c1.718, 単位格子中3分子含む。微細な菱面体結晶の土状,皮殻状集合。灰緑~淡灰黄色,土状光沢。劈開なし。硬度4.5, 比重4.45(計算)。薄片では無色,ほぼ等方性に近く,屈折率n~1.79。Alの一部はFe3で,Asの一部はP, Cr, Sで置換。オーストラリア,タスマニア島のDundasおよびナミビア,Tsumebの鉛鉱床の酸化帯に紅鉛鉱ベイルドン石などと産する。日本では岐阜県中津川市遠ヶ根鉱山からスコロド石・ビューダン石などを伴い二次鉱物として産出。名称はドイツの鉱物学者H.v.Philipsbornにちなむ。

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参照項目:明礬石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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