フィレンツェ歴史地区(読み)フィレンツェれきしちく

世界遺産詳解 「フィレンツェ歴史地区」の解説

フィレンツェれきしちく【フィレンツェ歴史地区】

1982年に登録された世界遺産(文化遺産)で、イタリア中部に位置し、紀元前エトルリア人が創設した町。ローマ帝国の植民地時代を経て、12世紀には事実上の自治都市となり、15世紀にはルネサンスの中心地となった。13~16世紀の繁栄期に残された歴史的建造物は、町全体が「屋根のない美術館」と称されるほど貴重なものが多い。「花の聖母堂ドゥオモ)」と呼ばれるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やシニョーリア広場、パラッツォ・ヴェッキオ(ヴェッキオ宮)などは代表的なものである。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、歴史地区全体が世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Centre of Florence

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む