フィンランド中央党(読み)フィンランドちゅうおうとう(英語表記)Suomen Keskusta-Finlands Centern

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィンランド中央党」の意味・わかりやすい解説

フィンランド中央党
フィンランドちゅうおうとう
Suomen Keskusta-Finlands Centern

フィンランド政党。 1906年農業組合を母体に結成された農民党を前身に,65年設立。支持基盤は農村部の小農民層から,近年では都市部住民へと移行。 88年バイリネン党首の主導下に自由人民党を吸収。第2次世界大戦後,中道左派勢力政権を維持していたが,失業率の上昇と景気後退が進み,91年3月の総選挙では保守勢力が勢力を伸ばし第1党に躍進。 E.アホ党首を首相とし,スウェーデン人民党,キリスト教同盟,国民連合との中道右派政権を樹立した。しかし,95年総選挙では大敗し下野した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android