ふうてん

普及版 字通 「ふうてん」の読み・字形・画数・意味

【風】ふうてん

狂気のふるまい。〔歴代名画記、十、唐下〕王默、~風にして酒狂なり。石山水を畫く。高奇に乏しと雖も、俗亦た好む。後、頭髻(とうけい)(もとどり)を以てを取り、絹に抵(いた)りて畫く。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ふうてん」の意味・わかりやすい解説

ふうてん
ふうてん / 瘋癲

かつて用いられた精神異常に対する俗称で、明治時代には精神科病院瘋癲病院とよんだこともある。字義としては、瘋は精神錯乱をさし、癲は発作的な狂態を示し、二字をあわせて、言動の一時的な異常を意味する。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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