フェッテ

百科事典マイペディア 「フェッテ」の意味・わかりやすい解説

フェッテ

バレエ用語。〈鞭(むち)打つ〉の意。片足を軸にして,片足を鞭打つように上げて戻す。この勢いでそのまま他方の脚を軸に回転するをフェッテ・アン・トゥールナンという。連続して行うことが多く,《白鳥の湖》第3幕の黒鳥踊りでは32回行われる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェッテ」の意味・わかりやすい解説

フエッテ
fouetté

バレエ用語。正式にはフエッテ・アン・トゥルナン fouetté en tournantといい,「回転しながら鞭打つ」の意。片脚で立ち,もう一方の脚で軸脚を鞭で打つように動かしながら回転するパ (ステップ) をいう。伸ばした腕を振りながら,その力と上げた脚を大きく回転させる力とで,ちょうどこまのように軸脚を回転させる。最も華麗なパの一つで,『白鳥の湖』第3幕で黒鳥オディールが踊る 32回のものは特に有名である。

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世界大百科事典(旧版)内のフェッテの言及

【バレエ】より

…片方の足を軸として回る。フェッテfouettéフェッテ・アン・トゥールナンfouetté en tournantの略称。片足を軸にして,上げた片足を鞭のように軸足にたたきつけながら行う連続の回転技。…

※「フェッテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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