ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェラシー遺跡」の意味・わかりやすい解説
フェラシー遺跡
フェラシーいせき
Ferrassie
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…フランス,ピレネー地方のオーリニャックAurignac遺跡を標準遺跡とする後期旧石器時代文化。この文化は寒冷期に出現し(第I期),やがて急激な気候温暖期をむかえる(第II期)。これはアルシー温暖期にあてられ,炭素14法によって3万0500年前ごろとされる。オーリニャック文化は,20世紀初頭,ムスティエ文化とソリュートレ文化の間に位置づけられ,その後H.ブルイユによって3期に区分された。さらにその前・中・後の各期はおのおのをシャテルペロン文化,オーリニャック文化,グラベット文化と呼ばれることになる。…
…生存に目的意識を集中する域を脱し,たとえば赤色顔料を塗って死体を埋葬する観念をもつに至った最古の証拠をこの文化は残している。スピー洞窟(ベルギー),シャペル・オー・サン洞窟,ムスティエ岩陰,キナ遺跡,フェラシー遺跡(以上フランス)などに人骨の出土をみる。【山中 一郎】。…
※「フェラシー遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
取引市場で、相場の変動による混乱を防止するために設けた騰落値幅の限度まで暴騰すること。⇔ストップ安。...