フェルマの原理(読み)フェルマノゲンリ(英語表記)Fermat's principle

デジタル大辞泉 「フェルマの原理」の意味・読み・例文・類語

フェルマ‐の‐げんり【フェルマの原理】

一点から出て他の一点に達する光の道筋は、可能な光学的経路の長さのうち最小値をとる、あるいは、通過に要する時間が最小になる道筋をとるという原理。1661年にフェルマが定式化。フェルマーの原理。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェルマの原理」の意味・わかりやすい解説

フェルマの原理
フェルマのげんり
Fermat's principle

ある点から出た光が,何回かの反射屈折を受けて他の点に達するときに通る経路は,通過に要する時間が最小になるような経路をたどるという原理。反射や屈折の法則は,この原理を適用して導くこともできる。光の通過に要する時間は経路の長さに屈折率を掛けた光学距離に比例するので,その光学距離が最小になるような経路をたどるということもできる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android