ふくめん

日本の郷土料理がわかる辞典 「ふくめん」の解説

ふくめん


愛媛県宇和島地方の郷土料理で、こんにゃく細切り薄味に煮含めて皿に盛りつけたあと、紅白の魚のそぼろ、ねぎの小口切りみかんの皮のみじん切りの4色の具を均等に、こんにゃくが見えなくなるように彩りよくのせたもの。鉢盛り料理に欠かせない料理。◇こんにゃくを具材で覆うことを「覆面」にたとえたという説や、細かく切ることを意味する「ふくめ」が転じたという説などがある。

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デジタル大辞泉プラス 「ふくめん」の解説

ふくめん

愛媛県宇和島市周辺の郷土料理。出汁で煮含め、薄く味をつけた細切りのコンニャクを皿に平らに盛り、色づけしたでんぶや、ミカンの皮のみじん切りなどの具材をコンニャクを覆い隠すように載せたもの。かき混ぜて食する。

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