そぼろ(読み)ソボロ

デジタル大辞泉の解説

そぼろ

[名・形動]
魚や肉などをほぐして味つけし、いり上げた食品。「鳥そぼろ
ぼろぼろに乱れているさま。みすぼらしくやつれたさま。また、そのような容姿や衣服。「そぼろ髪」
「なりも―なその上に、顔の構へもただならぬ」〈伎・四谷怪談
ばらばらで細かいこと。また、そのさま。
「鞍下(くらした)の極というとこを、―に刻んでヨ」〈魯文安愚楽鍋

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

そぼろ

下ゆでした魚肉などを細かくほぐしたものやひき肉などを調味し、いった料理。鯛そぼろ・えびそぼろ・鶏そぼろ・牛そぼろなどのほか、調味した溶き卵をかき混ぜながら細かくなるまでいり上げた卵そぼろなどがある。

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大辞林 第三版の解説

そぼろ

( 名 )
白身の魚やエビをゆでてほぐしたもの・ひき肉・卵などを調味して煎った食品。田麩でんぶより粗めのものをいうことが多い。 「 -丼」 「 -煮」
( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
みすぼらしい衣服。また、みすぼらしいさま。 「身には-をまとへども/歌舞伎・青砥稿」 「形なりも-なその上に、顔のかまへもただならぬ/歌舞伎・四谷怪談」
細かい・こと(さま)。 「葱を細くそいで鞍下の極ごくといふとこを-に刻んで/安愚楽鍋 魯文

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

そぼろ
そぼろ

鳥獣魚肉をでんぶより少し粗めにぽろぽろに炒(い)り上げたもの。魚の場合は、ゆでたり蒸したりしてから身をほぐし、調味料をあわせ、箸(はし)4、5本を使って水分がなくなるまで炒り上げる。鳥獣肉の場合は、ひき肉を使う。たいそぼろ、えびそぼろ、とりそぼろなどがある。弁当やおにぎり、またそぼろ丼(どんぶり)などに用いる。彩りをきれいにするために、着色したものなどがある。脂肪分の少ない材料がそぼろ製造に適している。[河野友美]

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