フバール島(読み)フバールとう(その他表記)Otok Hvar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フバール島」の意味・わかりやすい解説

フバール島
フバールとう
Otok Hvar

クロアチアに属するアドリア海上の細長い島。イタリア語ではレジーナ Lesina。前4世紀ギリシア人が植民して以来,アドリア海制覇のための重要拠点として周辺各国の間で争いが繰り返されてきた。1918年にオーストリアから旧ユーゴスラビアに帰属,1991年クロアチア領。ヨーロッパ一の日照時間を誇る美しい避暑地で,史跡にも富み観光客が絶えない。2008年古代ギリシアの面影をとどめるスタリ・グラド平原が,世界遺産の文化遺産に登録された。地中海性気候は種々の果物ラベンダー栽培養蜂好適漁業大理石の切り出しも行なわれる。面積 289km2人口 1万1383 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android