20世紀西洋人名事典 「フランクブラングイン」の解説
フランク ブラングイン
Frank Brangwyn
1867.5.13 - 1956.6.11
英国の画家,版画家。
ブリュージュ(ベルギー)生まれ。
1875年ロンドンに移住し、サウス・ケンジントン美術学校で学ぶ。1882年ウィリアム・モリスの助手を経て、1885年ロイヤル・アカデミーの展覧会に初入選。その後、印象派風の風景画、宗教画を描き、公共施設の壁画を多く手がけるようになり、英国より大陸で名声を得る。1920年松方幸次郎の依頼で東京・麻布の美術館の設計も手がける。また、S.ビングの店のアール・ヌーボーの装飾(1895〜96年)、ロンドン取引所の壁画「近代商業」(1906年)、商業用家具やステンドグラスのデザインも行った。’19年ロイヤル・アカデミー会員。’41年ナイトに叙された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報