現代外国人名録2016 「フリオフランコ」の解説
フリオ フランコ
Julio Franco
- 職業・肩書
- プロ野球指導者
- 国籍
- ドミニカ共和国
- 生年月日
- 1958年8月23日
- 出身地
- サンペドロデマコリス
- 本名
- Franco,Julio Cesar
- 学歴
- ディバイン州立高卒
- 経歴
- 1978年ドラフト外でMLBのフィリーズ入り。’82年4月メジャー初昇格。’83年インディアンスを経て、’89年レンジャーズへ。’91年レンジャーズ選手として初のアリーグ首位打者となる。’94年ホワイトソックスに移籍。この間、’90年に日米野球で来日し、日本のプロ野球に興味が沸く。’95年ロッテ監督に就任したボビー・バレンタインとともに来日し入団。同年10本塁打、58打点、打率.306でゴールデングラブ賞を受賞。’96年メジャーリーグに復帰、インディアンスに入団。同年6月通算2000本安打を達成。’97年視力障害のため解雇、ブリュワーズに移籍。’98年ロッテに復帰、日本球界史上初の外国人主将を務め、パリーグベストナインに選ばれる。’99年2月デビルレイズとマイナー契約、3Aダラムを経て、9月メジャーに昇格。2000年韓国の三星、2001年ブレーブスを経て、2006年メッツに移籍し、4月対パドレス戦で大リーグ最年長本塁打記録を76年ぶりに更新する47歳240日での本塁打を記録。2007年7月古巣ブレーブスと契約、2008年はメキシコでプレーし、同年現役を引退。2009年メッツ傘下のマイナーチーム、ガールコースト・メッツ(ルーキー級)監督に就任。その後、ベネズエラのウインターリーグ、カリベス・デ・アンソアテギ監督となり、2011年カリビアンシリーズ進出を果たす。2014年米独立リーグのコーチ兼選手として55歳で現役復帰すると、2015年には日本の独立リーグ・BCリーグの石川ミリオンスターズに監督兼選手として招かれた。2016年は韓国プロ野球のロッテ二軍打撃コーチ。MLBでは23シーズンプレーし、計8チームに所属。極端にバットを寝かせる個性的な打撃フォームで8度の打率3割を記録した好打者だった。MLBでの通算成績は、8677打数2586安打、173本塁打、1194打点、打率.298。首位打者1回(1991年)。オールスター選出3回(’89〜91年)、オールスターMVP1回(’90年)、シルバースラッガー賞5回(’88〜91年,’94年)。NPBでの通算成績は、961打数286安打、28本塁打、135打点、打率.298。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報