フリードリッヒ・ウイルヘルムオストヴァルト(その他表記)Friedrich Wilhelm Ostwld

20世紀西洋人名事典 の解説

フリードリッヒ・ウイルヘルム オストヴァルト
Friedrich Wilhelm Ostwld


1853.9.2 - 1932.4.4
ドイツの物理化学者,哲学者。
物理化学教授。
ロシア生まれ。
溶液化学と色彩化学で業績をあげ有名。1878年には、エッティンゲンのもとで物理学を学び、博士号を授与される。触媒作用に関する研究や、化学平衡反応速度に関する諸原則の研究により、1909年ノーベル化学賞を受賞原子論的な気体分子運動論統計力学に反対し、世界には形態変化をとげるエネルギーがあるだけだというエネルギー一元論をたてた。また、科学史にも深い関心をもち、’38年までに243冊が刊行された「古典科学叢書」は、彼の編集である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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