フリードリッヒ・K.J.ティーレ(その他表記)Friedrich Karl Johannes Thiele

20世紀西洋人名事典 の解説

フリードリッヒ・K.J. ティーレ
Friedrich Karl Johannes Thiele


1865.5.13 - 1918.4.17
ドイツの有機化学者。
元・ストラスブール大学教授。
ブレスラウ、ハレの各大学で学び、ミュンヘン大学バイヤー助手助教授を務めた後、1902年ストラスブール大学に移り、化学教授となった。この間、1890年ニトログアニジン、アミノアニジンに関する研究を発表したほか共役二重結合、部分原子価に関する研究においてはベンゼン構造に関するケクレの古典的理論と後の有機電子論に基づく反応機構解明の先駆となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android