20世紀西洋人名事典 「フレデリックディリアス」の解説
フレデリック ディリアス
Frederick Delius
1862.1.29 - 1934.6.10
英国の作曲家。
ブラッドフォード生まれ。
ドイツ系で、オレンジ農園経営の為に渡米するが同地で音楽に転向、1886〜88年ライプツィヒ音楽院で学び、グリーグと親交を結び影響を受ける。後フランスに定住、ゴーギャン、ムンク等と交わりながら作曲活動を開始する。作品は後期ロマン派と印象派の影響がみられ繊細で温かみがあり叙情的であり、「コアンガ」(1895〜97年)等のオペラ、幻想曲「夏の庭にて」(1908年)、管弦楽曲「春初めてカッコウを聞いて」(’12年)等があり、晩年失明す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報