20世紀西洋人名事典 「フワン・ラモンヒメネス」の解説
フワン・ラモン ヒメネス
Juan Ramón Jiménez
1881.12.24 - 1958.5.29
スペイン,米国の詩人。
アンダルシアのモゲール生まれ。
裕福な大土地所有者の家庭に育ち、カディスにあるイエズズ会の学校で教育を受ける。セビーリャ大学時代、絵画と共に詩作活動に没頭し、当時ニカラグアの駐スペイン大使でモデルニスムの代表的詩人の一人であったルベーン・ダリーオに見出され、詩編を出版するとともに、マドリードへ移り詩作に専念した。1939年に内乱を避けて自国を離れた後は、主に米国に住み、晩年はプエルトリコに移り、’56年ノーベル賞を受賞した。主な作品に「すみれの心」「すいれん」(1900年)、「奥にいる動物」(’49年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報