ふんふん

精選版 日本国語大辞典 「ふんふん」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ふん

[1] 〘感動他人のいうことに気軽に同意してうなずく際にいう語。また、上の空で聞くときにもいう。
俳諧師(1908)〈高浜虚子〉四「をばさんも只感心してふんふんと聴いてゐる」
[2] 〘副〙 匂いをかぐ時の鼻息の音またはそのさまを表わす語。くんくん。
虞美人草(1907)〈夏目漱石一四指頭(ゆびさき)を鼻の先へ持って来てふんふんと二三度嗅いだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ふんふん」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ふん

[感]相手言葉にうなずくときに発する声。また、いいかげんに聞いているときに発する声。「ふんふんと感心して聞く」「ふんふんと聞き流す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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