デジタル大辞泉 「上の空」の意味・読み・例文・類語 うわ‐の‐そら〔うは‐〕【上の空】 [名・形動]1 他の事に心が奪われて、そのことに注意が向かないこと。また、そのさま。心が浮ついて落ち着かないさま。「上の空で人の話を聞く」2 天空。空中。そら。「山の端の心もしらで行く月は―にて影や絶えなむ」〈源・夕顔〉3 あてにならないこと。根拠がなく不確かなこと。また、そのさま。「―にてものし(=行キ)たらむこそ、なほ便なかるべけれと思ひ煩ひて帰り給ふに」〈源・夢浮橋〉[類語]放心・自失・虚脱・うつけ・呆然・茫然自失・唖然 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例