日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブライディー」の意味・わかりやすい解説 ブライディーぶらいでぃーJames Bridie(1888―1951) イギリスの劇作家。スコットランドの出身で医学を修め、生涯の大半を医者と劇作家の兼業で過ごした。一幕物を含めると40を超える作品を後半生の25年間に書いたが、G・B・ショー風の喜劇を得意とし、病気、死などの題材を機知に富んだ、ときに饒舌(じょうぜつ)な台詞(せりふ)で描いた。『ヨナと鯨』(1932)など聖書に取材した作品も有名である。ほかに自叙伝や随筆集もあり、またスコットランド演劇興隆に実務の面でも貢献した。[中野里皓史] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例