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よな ヨナ

デジタル大辞泉の解説

よな[名]

火山の噴煙とともに噴き出される灰。火山灰。九州、阿蘇地方でいう。

よ‐な[連語]

[連語]
《終助詞「よ」+終助詞「な」。文末に用いる》念を押し、確かめる意を表す。…(だ)よね。「君も行くよな」「確かにそう言ったよな
《間投助詞「よ」+間投助詞「な」》
㋐相手に言い聞かせるように言う意を表す。…だな。
「信業(のぶなり)を招いて申さうずるやうは―、…と申せ」〈平家・二〉
㋑(多く文末にあって)感動・詠嘆を表す。…なあ。…ことよ。
「木立(きだち)と言ふらん―」〈今昔・二八・八〉

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大辞林 第三版の解説

よな

阿蘇火山地方における火山灰の俗称。 「 -が沢山に降つて参りますたい/二百十日 漱石

よな

( 助動 )
〔「ような」の転。近世上方語〕
比況の助動詞「ようだ」の連体形「ような」に同じ。 「このよな時節でも/浄瑠璃・卯月の潤色 」 「芝居でするよな事して見せう/浄瑠璃・反魂香」

よな

( 連語 )
〔終助詞「よ」に間投助詞「な」の付いたもの〕 文末の言い切りの形に付いて、詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。 「ずいぶんきれいだった-」 「早く来い-」 「音に聞きし天稚御子あめわかみこをさへ見し-/狭衣 2」 「いでその時の鉢の木は梅桜松にて有し-/謡曲・鉢木」
〔間投助詞「よ」に間投助詞「な」の付いたもの〕 文節末に付いて、語調を整えたり、聞き手に軽くはたらきかけたりする。 「是は-、娑竭羅竜王しやかつらりゆうおうの第三の姫宮、胎蔵界の垂跡すいじやくなり/平家 2」 「四部の弟子は-、比丘よりは比丘尼は劣り、比丘尼よりは優婆塞は劣り、優婆塞より優婆夷は劣れり/徒然 106

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

よな
よな

熊本県の阿蘇(あそ)山中(なか)岳が噴出する細粒の火山灰の通称。しばしば山腹や山麓(ろく)に多量に降り、草木や農作物を害し、それを食べる牛馬も下痢や流産をする。茎や葉にセメントのように付着し、かつ、硫酸、塩酸、フッ酸などの可溶性成分に富むためである。堆積(たいせき)したよなは、豪雨、長雨、雪解けなどで崩壊し、濁流が下流域に惨害を与えやすい。1953年(昭和28)6月、阿蘇山から流出した白(しら)川の濁流で熊本平野一帯は泥土の原と化した。[諏訪 彰]

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世界大百科事典内のよなの言及

【阿蘇山】より

…有史以後の噴火活動は中央火口丘の一つである中岳火口からの噴火に限られていて,西暦553年からの噴火記録が残されている。おもに赤熱噴石を火口から噴出するストロンボリ式噴火を繰り返し,長期間継続して多量の火山灰(熊本地方の方言では〈よな〉と呼ぶ)を放出するものである。たび重なる火山灰の降下は農作物などに甚大な被害を与えてきた。…

※「よな」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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