ブラウン神父(読み)ブラウンしんぷ(その他表記)Father Brown

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラウン神父」の意味・わかりやすい解説

ブラウン神父
ブラウンしんぷ
Father Brown

イギリス作家 G.K.チェスタートン一連推理小説に登場する主人公神父。『ブラウン神父の童心』 (1911) に始り,『ブラウン神父の知恵』 (14) ,『ブラウン神父の懐疑』 (26) ,『ブラウン神父の秘密』 (27) ,『ブラウン神父の醜聞』 (35) と続く短編集で活躍する。これらの連作でブラウン神父は,世俗的思慮分別をこえた直観によって真実を明らかにし,事件をみごとに解決する。

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デジタル大辞泉プラス 「ブラウン神父」の解説

ブラウン神父

イギリス制作の連続テレビドラマ。原題は《Father Brown》。放映はBBC局(2013年放映開始)。G・K・チェスタトン原作のミステリー。マーク・ウィリアムズ主演。

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世界大百科事典(旧版)内のブラウン神父の言及

【チェスタートン】より

…評論では彼のカトリック的な宗教観,政治観,社会観を説いた《異端》(1905),《正統》(1906)などがとくに有名であるが,この後も《ローマの復活》(1930)など晩年に至るまで論争的評論を数多く書いている。また小説でも,カトリックの司祭を探偵にして人気を博した〈ブラウン神父〉ものの連作(1911,14,26,27,35)や《ノッティング・ヒルのナポレオン》(1904)や《ドン・キホーテの帰還》(1922)などがあるほか,詩集では《白馬のバラッド》(1911)が有名。このほか《スティーブンソン》(1902)や《ディケンズ》(1906)などのすぐれた評伝も多い。…

※「ブラウン神父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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